株式会社ユナイテッドアローズの創業者で、現在は名誉会長を務める重松理が設立した日本服飾文化振興財団。服飾に関する知識の普及と服飾文化の伝承を図る同財団は、2016年12月、元女優・歌手・モデルの小林麻美より寄贈されたイヴ・サンローランのヴィンテージ展で話題を集めた。
その日本服飾文化振興財団が次なる取り組みとして開催するのは、「メンズの洋装の基本」であるヴィンテージを取り扱う「AUTHENTICS -Eternal Source of Creativity-」展。本展では、1,200着にものぼる財団のコレクションの中から厳選した現代の洋服のルーツとなるアイテムの実物を公開。また、ユナイテッドアローズ社の2017年秋冬の商品、先述のイヴ・サンローランをはじめとするヴィンテージとミックスし、ウィメンズのスタイリングに仕上げた写真も展示する。スタイリストは亘つぐみ、フォトグラファーは荒井俊哉が務めた。前回のイヴ・サンローランの展覧会と同じく、総合演出は数々のファッションイベントを手がけるDRUMCAN Inc.。
「本物」を通して、現代のファッションに通じる洋服のルーツを学べる展覧会は、旧ユナイテッドアローズ原宿本店ウィメンズ館3階多目的スペースで9月7日(木)から18日(月)まで開催。ファッション好きなら必見だ。
text: Ryu Nakaoka
「AUTHENTICS -Eternal Source of Creativity-」
会期:9月7日(木)〜18日(月)11:00〜22:00(入場は19:30まで)
*最終日(18日)のみ、11:00〜18:00(入場は17:30まで)
監修:文化服装学院 専任講師 朝日真 / 協力:文化服装学院
会場:(旧)ユナイテッドアローズ原宿本店ウィメンズ館3階多目的スペース
東京都渋谷区神宮前2-31-12
[問]日本服飾文化振興団
tel:03-6894-1989
http://jflf.or.jp/