
本サイトでも紹介した、ソニーの社内ベンチャー「Fashion Entertainments」による“ディスプレイウォッチ”、FES Watch U(フェス ウォッチ ユー)。電子ペーパーを本体に搭載することで、フェイス面だけでなく、バンド部分まで柄が変わるというユニークなプロダクトアイデアで、6月12日の発売以降、デザインストアや時計売り場でも高い人気を誇っている。
このFES Watch Uのローンチに合わせ、ソニーでは「TOKYO MONOCHROME COLLECTION(トーキョー モノクローム コレクション)」と題したクリエイターコラボレーションのデザイン配信プロジェクトを展開。計10名(現在までに7名が発表)の、モノクロのクリエイションで知られるアーティストによるスペシャルなグラフィックが、専用アプリを通じてダウンロードできるようになっている。
現在までにダウンロードできるクリエイター柄は4種類。アートディレクターの井上嗣也による「Dancing Light」、アンリアレイジの森永邦彦による「LIGHT&SHADOW」、書道家 万美による「TIME FIGURES / 数時」、人気イラストレーターの長場雄による「How Are You」。そして今回はアーティストのエドツワキのグラフィック「QUADRANT」が専用アプリの「FES Closet」に加わった。

アーティストのエドツワキによるグラフィック。時にまつわる言葉を集め、オリジナルのタイポグラフィで表現している。専用アプリ「FES Closet」を通じて8月23日よりダウンロードが可能。
「最近手書きのタイポグラフィのシリーズが描いていて楽しいので、今回のプロジェクトテーマである“TOKYO MONOCHROME”を聞いた時に、ここに時にまつわる言葉を集めてみようと思いました。その過程で、時計って2次元の世界で針が360度回転して、我々が生きている3次元を再現していることに改めて気づき、現実の立体時間を感じさせたいと思いました」と語る作者のエドツワキ氏。シンプルなモノクロの表現が効いたデザインも魅力。

アクセサリーとしても機能するタイポグラフィは、エドツワキ氏のオリジナル。
FES Watch Uの最大の特徴は、アプリを通じて柄の着せ替えが簡単にできること。ここから先もクリエイター柄は増え続けるとのことなので、同商品を持っている人は今後が楽しみなはずだ。
エドツワキ
1966年広島生まれ。幼少期から独学で絵画やデザインを身につけ、1980年代の終わりから東京を拠点に活動を始める。女性を描く独特なフォルムのモード・イラストレーションは、モード誌、ブランド、広告、ジャケット等で起用され国内外で高い評価を得る。初の個展『Ed-ten ('94)』を皮切りに、近年数々のテーマの異なる展覧会を開催している。2017年春には自身初の陶芸作品展『Salt Honey』を開催。
TOKYO MONOCHROMEの動画はこちら。
text : Yukihisa Takei
Sony FES Watch U
Premium Black (FES-WA1/B) ¥60,000
Silver (FES-WA1/S) ¥46,000円
White (FES-WA1/W) ¥46,000
Fashion Entertainments 公式ウェブサイト
www.fashion-entertainments.com