BUYERS' RECOMMEND|Vol.30
2023.12.13

BUYERS' RECOMMEND | あのバイヤーが推す最旬アイテム
Vol.30:UNITED ARROWS & SONS、BEAMS編

ファッション業界の最前線で活躍するバイヤーの目利きに頼って選び抜かれたアイテムを、リアルなコメントと共にHONEYEE.COMが連載形式で紹介しようというこの企画。第30回目はUNITED ARROWS & SONS、BEAMSから2名の名物バイヤーが登場。

Text Takaaki Miyake

UNITED ARROWS & SONS

UNITED ARROWS & SONS

UNITED ARROWS が展開するレーベルの中でも、ストリートやカルチャーをより感じさせながら、時代にフィットする空気感を織り交ぜる編集力で魅せる UNITED ARROWS & SONS。バイヤーを務める吉岡さんオススメの今着たいアイテムはこちらの1着。

「いなたいウォームアップジャケットを現代仕様にアップデートしたアイテムです。こう見えて裏地にはポーラテックフリース、そして袖裏にはプリマロフトが使用されています。一般的には平面的なシルエットが多いですが、前振りを効かせた袖付をしているため立体感が出るので、アメリカのアイテムらしい“いなたい”雰囲気とは違ったモードな表情になるんです。綺麗なシルエットかつ高性能なアウターという、そのギャップに心持っていかれます。ぜひ一度袖通していただきたいです!」

UNITED ARROWS & SONS

つい野暮ったさやアウトドアな印象をを持ってしまうウォームアップジャケットを機能面から刷新。スマートなシルエットに仕上げるだけでなく、表地のコットンライクな風合いが特徴のナイロンタスランタッサー素材は撥水加工という心強さ。表裏で色変えをした絶妙なカラーリングが冬のムードを盛り上げてくれ、着ているだけで外を歩くのが楽しくなりそうだ。

UNITED ARROWS & SONS by MASAKI KAWASE
NYLON WARM UP JACKET ¥47,300

UNITED ARROWS & SONS
https://www.united-arrows.co.jp/brands/uasons/
https://www.instagram.com/unitedarrowsandsons/

UNITED ARROWS & SONS

吉岡レオ
UNITED ARROWS 原宿本店セールスマスター

1993年生まれ、東京都出身。2015年に UNITED ARROWS へ入社し、原宿本店に配属される。その後2020年にセールスマスターに就任し、2022年からは UNITED ARROWS & SONS のバイヤーを務める。

BEAMS

BEAMS i SHI

BEAMS からは2022年に新しくスタートしたプロジェクト FUTURE ARCHIVE からのレコメンド。今後も残しておきたい、未来に向けたアーカイヴとなるべき1着を教えてくれたのは同プロジェクトの仕掛け人でもある飯塚さんだ。

「今シーズンの FUTURE ARCHIVE にて、2023年12月15日(金)からポップアップをスタートするブランド i SHII は、勢いが止まらないクリエイティブ集団の Sound Sports のメンバーである、ryotaishiiさんが始めたブランドです。このジップアップフーディーはベーシックなアイテムですが、ほどよくフェードされた加工感やギミック、付属品のパーツ使いなど上品さも兼ね備えた、今の気分にピッタリなアイテムです」

BEAMS i SHI

2018年に発足した、異なるフィールドで活躍する同世代の4人から構成される日本発のクリエイティブ集団、 Sound Sports。そのメンバーが手がけるブランド i SHII ​​によるフーディーは、ヴィンテージピースにも見えるエイジングを感じさせるボディや、フード部分には調節可能なドローコードをあしらうなど、単なるパーカーとは一味も二味も違ったエッセンスを散りばめている。ちなみに本アイテムはブランド公式サイトではすでに完売となっており、気になる方はこのポップアップの機会にぜひチェックしてみよう。

i SHII
Clubman Hoodie ¥33,000

BEAMS
https://www.beams.co.jp/
https://www.instagram.com/beams_official/

BEAMS i SHI

飯塚 昴
BEAMS バイヤー

時代を捉えたバイイングセンスに定評がある入社7年目の若手バイヤー。「10年後、20年後も色褪せることのない“未来のアーカイヴ”を生み出す」をコンセプトに、始動したBEAMSのプロジェクト『FUTURE ARCHIVE』の仕掛け人。