MUST-SEE NOW | 空山基『SORAYAMA 光・透明・反射 −TOKYO−』@CREATIVE MUSEUM TOKYO
2026.03.30

半世紀にわたる“光”の探求が結晶化する、空山基の決定版回顧展

HONEYEE.COMが、今見ておきたいアート・デザイン展を毎週金曜日に紹介。この「MUST-SEE NOW」を参考に、今週末の“To Doリスト”に加えてみては?

アーティスト・空山基による過去最大規模の回顧展『SORAYAMA 光・透明・反射 −TOKYO−』が、2026年3月14日(土)〜5月31日(日)まで、東京・京橋の「CREATIVE MUSEUM TOKYO」で開催中だ。

本展は1978年の初期ロボット作品から最新の彫刻、映像インスタレーションにいたるまで、その創作の全貌を網羅。長年にわたり追求してきた"光・透明・反射"というテーマを、空間全体で体感できる内容となっている。

Hajime Sorayama Untitled 2023
Hajime Sorayama Untitled 2022
Hajime Sorayama Untitled 2025

展示は複数のセクションで構成され、大型キャンバスを並べた「Gallery」、ロボティック・フィッシュの系譜を辿る「Aquarium」、代表作『Space Traveler』を無限反射で再構築したインスタレーションなど、各空間が異なるアプローチで空山の世界観を立体化させている。さらに、触覚技術を取り入れた恐竜作品「TREX」では、視覚・聴覚に加え身体感覚を伴う没入体験が来場者を迎える。

加えて、Aerosmith(エアロスミス)のアルバムジャケットや「AIBO」の原画など、ポップカルチャーとの接点を示す貴重なアーカイブも公開。アートとデザイン、商業領域を自在に横断してきた空山の活動の広がりを、時系列とともに体感できる構成となっている。

Hajime Sorayama Sexy Robot type II floating_gold 2025

鏡面や映像を駆使した空間演出により、鑑賞は単なる“観る行為”から“体験”へと変化する。視覚の錯覚を引き起こすインスタレーションや、身体を包み込む映像空間は、観る者の感覚そのものを揺さぶり、作品との距離を根本から書き換える。

本展は、空山基というアーティストの到達点であると同時に、これからの表現の可能性を示す場でもある。光をめぐる終わりなき探求、その現在地を目撃したい。

<Information>
空山基|Hajime Sorayama SORAYAMA 光・透明・反射 −TOKYO−
会期:2026年3月14日(金)〜5月31日(日)
会場:CREATIVE MUSEUM TOKYO 東京都中央区京橋 1-7-1 TODA BUILDING 6F
会館時間:10:00〜18:00(日曜日〜木曜日)、10:00〜20:00(金曜日、土曜日、祝前日)
*最終入場は閉館30分前