
町家の精神と現代ラグジュアリーが交差する、京都滞在の新たなかたち
ラグジュアリーホテルブランドのCapella Hotels and Resorts(カペラホテルズ&リゾーツ)が日本初上陸となる「カペラ京都」をオープンした。京都・東山区の宮川町、元新道小学校跡地に開業したこの施設は、街に刻まれた記憶と文化を継承しながら、“知と文化の探訪”をテーマにした滞在体験を提案する。

建築は隈研吾が率いる隈研吾建築都市設計事務所、インテリアはBrewin Design Office(ブリューイン・デザイン・オフィス)が手がけ、町家特有の奥行きや坪庭の思想を取り入れながら、光の移ろいや素材の質感を丁寧に活かした空間は、静けさと緊張感が共存する、京都らしい美意識を体現している。
地上4階・全89室の客室は、デラックスルームから206㎡のカペラスイートまで幅広く展開。宮川町歌舞練場を望むシアタールームや建仁寺を正面に据えた祇園スイート、さらには温泉風呂を備えた客室など、それぞれが異なる体験を内包する。単なる宿泊ではなく、空間そのものに身を委ねるような時間が設計されている。

食の体験もこのホテルの核のひとつ。カリフォルニアの三つ星レストラン「SingleThread」初の海外拠点となる「SoNoMa by SingleThread」では、京都とカリフォルニア州ソノマの食材を融合したコースを提供。加えて、フレンチをベースとしたオールデイダイニングやペストリー、ナイトダイニングバーなど、時間帯ごとに異なる表情を見せる複数のレストランが揃う。

さらに、スパ施設「Auriga Spa」ではTHE GINZA(ザ・ギンザ)との協業によるトリートメントを展開。温泉とウェルネスを組み合わせ、心身を整える静かな時間を提供する。
伝統と現代、内省と発見が交差する「カペラ京都」。観光の拠点にとどまらず、京都という都市そのものを深く味わうための“滞在型の文化体験”として注目を集めそうだ。
<Information>
カペラ京都
住所:京都府京都市東山区大和大路通四条下る4丁目小松町130
https://capellahotels.com/jp/capella - kyoto

