BETTER STAY ─ ACOA House Nijo 編
2026.03.15

サウナまで0分、京都に“住むように”泊まる

仕事の出張でも、プライベートの旅行でも、ワーケーションでも。「どうせ寝るだけ」なんて言わずに、せっかく泊まるならやっぱり気分が上がる方がいい。デザインが良かったり、ご飯が美味しかったり、気の利いたアメニティがあったり。理由はどうあれ、少しでも“より良く”過ごせる場所を自分のために選びたい。そんな“より良い滞在”をテーマにした本企画「BETTER STAY」では、ずっと泊まりたかったあの場所や、今こそ泊まりたいホテルを訪ねていく。

“そうだ、京都行こう”。これからの季節、ますますそう言いたくなる人も多いはず。脈々と受け継がれる日本古来の文化だけでなく、フードからアートまで、独自の進化を遂げ続ける京都。ホテルも続々とオープンする中で、この場所にあえて“住むように泊まる”という選択をしてみるのもいい。そんなときは「ACOA House Nijo」で、ローカルに過ごす時間に身を委ねてみては。

Text Takaaki Miayke

“A Change Of Air――空気を変える旅の体験”。この哲学のもと2025年3月に誕生した、新たなホスピタリティブランドのACOA(アコア)が、その初の拠点としてオープンした「ACOA House Nijo」。

築100年の古民家をフルリノベーションした一棟貸しのこの施設は、京都・二条駅から徒歩圏内という好立地にありながらも、周辺の住宅が並ぶ景色にすっかり溶け込み、街の中に自然に佇む。

ところが一度その扉を開くと、炭を取り入れた左官仕上げの床や、和紙で包み込まれたキッチン、黒の畳、現代的に再構成された床の間など、細部にまでこだわりが行き届いた空間にすぐに引き込まれる。

光と影のバランスや素材の質感も心地よく、“陰翳礼讃”から着想を得て設計されたというテーマにも納得。天井が高く開放的な印象の1階には、キッチンを完備したリビングスペースが広がり、仕事をしたり料理を楽しんだりと、滞在中の過ごし方も自由。2階のベッドルームは最大4人まで宿泊が可能で、ミニマルながらも落ち着いた空間が迎える。

そして、この宿の大きな魅力のひとつが、わずか“0分”という距離にあるサウナ空間。

リビングスペースから中庭へと出ると、すぐに到着するサウナ室。隣にはシャワーだけでなく湯船も併設していて、露天風呂のような感覚も楽しめるし、外気浴をそのまま中庭でできるのも嬉しい。結局、夕食後と翌朝の2回もサウナを満喫することに。

京都駅からのアクセスも良く、感度の高い飲食店も周辺に点在している「ACOA House Nijo」。日中は近くを散策して、気になった店にふらっと立ち寄る。ディナー後は戻ってきて、「Jazzy Sport Kyoto」のセレクトしたレコードを流しながら過ごす。今回はあまり予定を詰め込みすぎず、まさに京都に“住む”ような時間を過ごしました。

ちなみにACOAは京都だけでなく、隣の滋賀にも「ACOA Takashima」を展開しているので、次はまた違う土地で、“空気を変える”体験をしに足を運びたい。

[INFORMATION]
ACOA House Nijo
住所:京都府京都市上京区下立売通六軒町西入長門町432
https://achangeofair.com/nijo/
https://www.instagram.com/acoa_nijo