MUST-SEE NOW | 『攻殻機動隊展 Ghost and the Shell』@TOKYO NODE
2026.01.30

空山基による世界初公開の新作スタチューをはじめ、WACKO MARIA や th とのコラボアイテムも

1989年の士郎正宗による原作を起点に、歴代アニメーション作品を網羅する展覧会『攻殻機動隊展 Ghost and the Shell』が、「虎ノ門ヒルズ」内の「TOKYO NODE」で開催をスタートした。本展はProduction I.Gと、2026年放送予定の新作アニメを手がけるサイエンスSARUの全面協力のもと実現した、シリーズ史上初の大規模展となっている。

まず会場に足を踏み入れると、『攻殻機動隊』の情報ネットワークへ接続する“NODE(思考の結節点)”へと導かれ、アーティスティック・ディレクター松山周平による巨大インスタレーション『Nerve Net』が、電脳空間へと“ダイブ”する感覚を生み出す。続く寺山紀彦による『World Tree: Ghost and the Shell』では、天井高15メートルの闇から無数のケーブルが垂れ下がり、作中の“有線接続”を想起させる象徴的な光景が立ち上がる。

歴代監督陣のインタビュー映像を通して"Ghost"と"Shell"という概念に迫るゾーンを抜けると、約1,000㎡の大空間に広がるメインエリアへ。ここでは1,600点を超える原画や設定資料、美術ボードなどが集結し、来場者自身が記憶の断片を“掘り起こす”体験が待っている。ARグラスを使った原画解説、笑い男になりきるインタラクティブ展示、さらには実際の制作資料に触れられる体験型プログラムまで、鑑賞は多層的だ。

加えて、『攻殻機動隊』が投げかけてきたテーマを現代的に再解釈したアート作品群も登場。AI監視社会、光学迷彩的ファッション、身体とテクノロジーの境界といったモチーフが、現実世界の表現として提示される。中でも世界初公開となる、空山基による草薙素子をモチーフにした新作『Sexy Robot_The Ghost in the Shell type 1』は、本展の象徴的存在として圧倒的な存在感を放つ注目の作品だ。

さらに会場内では展覧会のもう一つの楽しみと言える、オリジナルグッズも充実のラインナップが数多く揃う。アートブックや原画を用いた限定プロダクトのほか、アパレルではWACKO MARIA(ワコマリア)、BRAIN DEAD(ブレインデッド)、G-SHOCK(ジーショック)、th(ティーエイチ)といった豪華ブランドに加え、空山基や河村康輔などとコラボレーションした特別なアイテムにも注目したい。

物語、思想、テクノロジー、そして身体。『攻殻機動隊』が問い続けてきたテーマを、視覚と体験を通して再接続する本展は、いま改めてこの作品と向き合うための“思考のダイブポイント”と言えるだろう。

<Information>
『攻殻機動隊展 Ghost and the Shell』
会期:2026年1月30日(金)~4月5日(日)
会場:TOKYO NODE GALLERY A/B/C 虎ノ門ヒルズ ステーションタワー 45F 東京都港区虎ノ門2-6-2
開館時間:10:00〜20:00

©士郎正宗・講談社/攻殻機動隊展Ghost and the Shell製作委員会