
色と光、“顔”というキャンバスをめぐるビジュアルスタディ
フォトグラファー・KINYAによる写真展「COLOR CODES Ⅱ BY KINYA」が、2026年1月30日(金)〜2月15日(日)まで、東京・南青山のギャラリー「NICK WHITE GALLERY」で開催される。

ビューティーとファッションのあわいに宿る表現を探求してきたKINYA。2023年に開催した「COLOR CODES」に続き、本展では色彩・光・造形の関係性をさらに押し広げた新作を発表する。
シリーズタイトルの「COLOR CODES」は、約1680万色からなる色の符号体系に着想を得たもので、階調の揺らぎ、光の温度、肌の質感が重なり合うことで立ち上がるストーリーを追求。

前回同様に今回もビューティーのディレクションを手がけたのが、メイクアップアーティストのTamayo Yamamotoだ。TAMAYOは幼少期から絵や書に親しみ、線の強弱や余白、色の重なりといった感覚を身体的に培ってきた背景を持つ。その感性は現在のメイクアップワークの礎となっているという。
TAMAYOは今回の展示について次のように語っている。
「人の肌に触れ、光や表情によって変化する質感や色の見え方と向き合う中で、色彩は“塗るもの”ではなく、“生きて動くもの”だと感じるようになりました。『COLOR CODE II』は、約2年間、色彩と真摯に向き合い続けてきた思考と実験の集積です。インスピレーションは、咲く花、移ろう空、きらめく水面、そして複数の色が混ざり合い偶然生まれる色彩。意図と偶然が交差する、その瞬間の美に惹かれています。本作では“人の顔”という有機的で流動的な媒体を用い、光との関係性によって変化する色の表情、その一瞬の揺らぎをすくい取っています。この作品が、色彩の持つ力や奥行きに触れ、それぞれの中にある感性や“色の記憶”と出会うきっかけとなれば幸いです」

写真とメイクアップ、それぞれの領域で色と向き合ってきた両者の視点が交差することで生まれた本展。視覚的な美しさにとどまらない、“色を体感する”ような時間が広がる展示となりそうだ。
「COLOR CODES Ⅱ BY KINYA」
会期:2026年1月30日(金)〜2月15日(日)
時間:12:00~19:00
場所:NICK WHITEGALLERY 東京都港区南青山6-3-14 サントロぺ南青山202
KINYA
1981年、熊本県生まれ。日本大学藝術学部写真学科卒業後にニューヨークへ渡り、2010年からSebastian Kimに師事。2018年に帰国後、現在は東京を拠点に国内外でビューティ広告、エディトリアルを中心に活動。ファッションのみならずアーティスト写真に加え、近年はムービー撮影やディレクションも手がける。
@kinyaota
Tamayo Yamamoto
1994年生まれ。VANTAN DESIGN INSTITUTE OSAKA卒業後、2015年に渡英。ロンドンを拠点に、メイクアップアーティストのNami Yoshidaに師事し、エディトリアル撮影やロンドンとパリでのファッションウィークにおけるバックステージなど、ファッションの最前線で約8年間にわたり経験を重ねる。帰国後は、国内外のエディトリアルをはじめ、ビューティー・ファッション広告、CM、セレブリティやアーティストまで幅広い分野で活動中。繊細さと強さを併せ持つ表現を軸に、品性と個性が共存するビジュアルを追求している。
@tamayoyamamoto