手仕事によるリフレクティブ表現と進化する素材研究の現在地

STONE ISLAND（ストーンアイランド〉が、2026年春夏コレクションのデリバリーを2025年12月より順次スタート。ファーストドロップでは、ブランドのクラフトマンシップと素材研究を象徴するプロダクトが登場する。

ラインナップの中心となるのは、手作業でリフレクティブ溶剤をスプレーすることで、大理石のような唯一無二の表情を生み出したダウンジャケット「LIGHT NYLON TELA, HAND SPRAYED REFLECTIVE」。無数のガラス製マイクロスフィアを含む反射性溶剤を職人が一点ずつ吹き付けることで、凍った湖面を思わせるマーブル効果と、光によって刻々と変化する表情を実現。素材には超軽量ナイロンキャンバスを採用し、縦長の長方形キルティングと、やや斜めに配された非対称のメタルジッパーがデザインのアクセントに。また同様の反射効果を持つ、より重厚感のあるナイロン素材を使用したアウターウェアやパンツもラインナップする。

グラデーションプリントを施したシェニールニット「COTTON CHENILLE DEGRADÉ PRINT」は、STONE ISLANDを象徴するニットウェアに、視覚的な奥行きと柔らかな質感を加えた一着。ローラーを用いて、圧力を変えながら霜が降りたような白いペイントを施した、手仕事ならではの温度感を宿す。

また、2026年春夏シーズンも継続されるブランドキャンペーン「COMMUNITY AS A FORM OF RESEARCH」には、the Streetsの名義で知られ、2000年代前半から中盤にかけてUKヒップホップやガレージシーンに大きな影響を与えたマイク・スキナー（Mike Skinner）と、イギリス出身のヒップホップアーティストのジョー・ジェームス（Joe James）が出演。

コミュニティとカルチャーをリサーチの起点とするSTONE ISLANDの思想を、今シーズンも鮮明に映し出している。