BoConcept が2025年秋冬コレクションを発表
2025.09.02

“意思のある、美しい暮らし”を体現するタイムレスなデザインとファブリック

デンマーク発・インテリアブランドのBoConcept(ボーコンセプト)が、2025秋冬コレクションを発表した。本コレクションは洗練されたフォルム、触り心地にこだわった素材、環境配慮型のデザインを軸に、“意思のある、美しい暮らし”を提案するラインナップとなっている。

今回登場するのは、8つの新コレクション、3つのエクステンション、4種類の新素材。タイムレスなエレガンスと現代的な感性を融合させた新作群は、単なる家具以上に、暮らしそのものを豊かに彩る要素を感じさせる。

まず注目は、デンマークのミニマリズムとイタリアのエレガンスを融合させた新作ソファ。モジュール構成により多様なレイアウトが可能で、大理石テーブルと合わせることでリビングに彫刻のような存在感を添える。静かな島々に着想を得たラウンジチェア「Ø(ウー)」は、包み込むようなフォルムで、世界的に高まる“触れて感じる体験”への欲求に応える一脚だ。

循環型デザインを象徴する「Aarhus」コレクションは、100年前の知恵と未来の暮らしを結びつける新しいソファとテーブルを提案する。無駄を削ぎ落とした設計には、サステナブルな思想を美しく体現。

続いてベッドルーム向けの「Element」は、自由にカスタマイズできるモジュール式で、機能性と個性を両立させ、空間全体を統一感あるデザインに仕上げることができる。

ラグジュアリーな「Bolzano」コレクションには新たにベッドとベンチが登場。有機的なフォルムと卓越したクラフトマンシップにより、ベッドルームをサンクチュアリのように昇華する。デンマークのデザインデュオであるSays Who(セイズフー)と手がけた「Expose」は、コンクリート素材を採用したサイドテーブルとコーヒーテーブルが加わり、ラフな質感とミニマルなシルエットで新しい表情を見せる。

また、1955年の名車「シトロエン DS」から着想を得た「Paris」ランプは、象徴的な楕円フォルムと緻密なクラフトマンシップを融合。まるでアートピースのような存在感で、空間を未来的に照らし出す。コンパクトな「Terni」チェアは小さなリビングにも適し、モダンな空間に温もりを添える選択肢となっている。

さらに人気の定番シリーズも今シーズンは進化を続ける。「Princeton」チェアには新たに木製レッグ仕様が登場し、クラフトマンシップの表現を深めた一方で、世界的建築家グループのBIG(ビッグ)との「Nawabari」には木製レッグの追加やディテール調整が施され、より北欧デザインの伝統を感じさせる仕様に。ベストセラーの「Adelaide」にはスタッキング対応ベースが追加され、B2Bシーンにも対応する機能的な拡張が実現した。

限定コレクション「Sweet Art」も2025年秋冬仕様で再登場し、新たな張地とともに個性ある空間づくりを提案。人気ファブリック「Rimini」は本格展開へと移行し、ラグジュアリーな質感を日常に取り入れやすくしている。

また、ヘレナ・クリステンセン(Helena Christensen)が手がけた「Lucca」にはリッチなカラーパレットで展開され、ぬくもりある空間を演出。環境認証を満たす「Copenhagen」、イタリアの老舗ミルのMario Sirtori(マリオ・シラトリ)による「Arezzo」など、新素材も多彩に揃う。

タイムレスなエレガンスとモダンな感性を融合し、暮らしに新たな価値をもたらす、BoConceptの最新コレクション。その一つひとつが、日常をより豊かに、そして美しく彩ってくれるはずだ。