ビジネスホテルの新しい“カタチ”、BASE LAYER HOTEL が名古屋に誕生
2025.07.08

FRUIT OF THE LOOM のルームウェアで過ごす試泊記

仕事をする人にとって避けては通れない、出張という名の旅。日帰りで済むこともあるが、泊まりになると必要なのはもちろん、一夜を過ごす宿だ。

その選択肢として、多くの人がビジネスホテルをまずは思い浮かべるのではないだろうか?「どうせ寝るだけ」と割り切ってはいても、部屋が少し洒落ていたり、朝食が美味しかったりするだけで、滞在中の気分はぐっと上がる。

そんな旅先での滞在を大切にしたいビジネスパーソンに向け、“ビジネスホテルの新しいカタチ”を提案するのが、fav hospitality group株式会社と株式会社GREENINGが手がける新ホテル「BASE LAYER HOTEL(ベースレイヤーホテル)」だ。

その初拠点となる「BASE LAYER HOTEL NAGOYA NISHIKI」が、いよいよ2025年7月9日(水)にオープンを控えており、編集部では実際に体感すべく一足先に足を運んだ。

ロケーションは名古屋駅からもアクセス良好で、地下鉄丸の内駅や伏見駅からも徒歩圏内。付近には、連載企画のデスティネーション・ストア File 065で紹介した「THIRD PLACE」もあり、再開発によって新たなスポットが集まりつつあるエリアだ。栄にも近く、仕事だけでなく街遊びも楽しめる立地の魅力も大きい。

客室は全186室を備え、ダブルルームやキングルーム、クイーンルームやファミリールームに加え、室内にサウナが同居するキングルームとツインルームまで7タイプが揃う。

今回はその中でも最も部屋数が多く、出張にも最適なダブルルームに宿泊。まず気が利いていると感じたのが、スマートな部屋の解錠方法だ。「BASE LAYER HOTEL」では一般的なルームキーではなく、QRコードや暗証番号を使ったスマートロックを採用。さらに、iPhoneのウォレットにルームキーの追加も可能で、出入りが多い人でもキーレスなので鍵をなくす心配がなく、移動が多い出張時にもストレスフリーだ。

12㎡の室内はミニマルながらも一人での滞在には十分な広さで、クリーンで落ち着いた配色や控えめなデザイン性が光る。デスクワークに便利なデスクとチェアはもちろん、ベッド正面には壁掛けのテレビを設置。YouTubeやNetflixを観てリラックスしながら、自宅でのいつも通りな過ごし方も楽しめる。

そんな中でも個人的に印象的だったのが、FRUIT OF THE LOOM(フルーツ・オブ・ザ・ルーム)によるベッドリネンとタオル、そしてルームウェアだ。同ブランドが手がけるホームコレクションがホテルで採用されるのは世界初らしく、何気なく目にしたあのアイコニックなロゴに思わず心が躍る。

翌朝は、地元名古屋の食やクリエイティブを発信するMAISONETTE Inc.が手がけるオールデイダイニング「MAISON YWE(メゾン イー)」で朝食を。米粉のクレープと鶏粥の2種類から選べ、ランチやカフェはもちろん、ディナーやバーとしても利用可能だ。

さらに館内には宿泊者限定のプライベートサウナや、おしゃれ着洗いにも対応したランドリールームなど、長期滞在でも楽しさと利便性を両立させる工夫が詰まっている。

ロビー階にあるオリジナル自販機では旅に便利なグッズを販売。ドリンクや軽食に加え、athletia(アスレティア)のスキンケアセット、JASON MARKK(ジェイソンマーク)のシューケア、FRUIT OF THE LOOMとのコラボアイテムまで購入でき、旅の思い出を自宅まで持ち帰れる。

ビジネス利用だけでなく、こうした「BASE LAYER HOTEL」の遊び心こそ、「また泊まりたい」と思わせる最大の魅力なのかもしれない。

[INFORMATION]
BASE LAYER HOTEL NAGOYA NISHIKI
住所:愛知県名古屋市中区錦2丁目6-30
https://baselayerhotel.com/
https://www.instagram.com/baselayerhotel/