無機質な空間が与えた新たなカラーパレットや技法の探求、会場内にはスタジオを再現

HONEYEE.COMが、今見ておきたいアート展を毎週金曜日に紹介。この「MUST-SEE ART」を参考に、今週末の“To Doリスト”に加えてみては？

Hender Schemeによる“物々交換”をコンセプトとしたギャラリー「隙間」で、ロンドン出身のグラフィックアーティストのウィル・スウィーニー（Will Sweeney）による個展『ENERGY CANNOT BE DESTROYED』がスタートする。

東京を拠点に活動するスウィーニーは、イギリス・ロンドンの「Royal College of Art（ロイヤル・カレッジ・オブ・アート）」でイラストレーションを学んだ後、様々なファッションブランドやミュージシャン、アニメーションなど、多岐にわたる分野との協業を通して作品を制作してきた。

スウィーニーが生み出す作品の特徴と言えるのが、SFやアンダーグラウンド・コミック、サブカルチャーに影響を受けた緻密で幻想的な視覚言語。

本展ではギャラリーの無機質な空間から着想を得た、新たなカラーパレットや技法を探求した新作が並ぶほか、会場内に自身のスタジオを再現し、実際にスウィーニーが滞在しながら制作を行うという興味深い試みも。

なお会期中には親交のあるアーティストとの、ドローイングパフォーマンス「Draw Jam」も開催されるそうなので、そちらもお楽しみに。

<Information>
Will Sweeney「ENERGY CANNOT BE DESTROYED」
会期：2025年5月24日(土)〜6月1日(日)
会場：隙間 東京都台東区蔵前3-11-2 1F
開館時間：12:00〜19:00