パラドックスの手法によるブランドアイデンティティを再提示
Text Yukihisa Takei
三原康裕 が手がける Maison MIHARA YASUHIRO (メゾン ミハラヤスヒロ)が、パリファッションウィークにおいて、Autumn/Winter2025 Collectionを発表した。“A Little Paradox Part Six”と題した今回は、パラドックス(逆説)の手法によってブランドが約 30 年間に渡って積み上げてきたアイデンティティのコアを再提示するというもの。
造形的な矛盾を感じさせる形態の洋服を追求し、大小の異なる 2 着のブルゾンが上下逆さまにドッキングされたパターン、パンツのパターンが袖へと転化されたトップスなどが登場。デニム、ミリタリーソースを中心にしながら、“パラドックス”なパターンで構成されたコレクションは、ブランドのコアを感じさせるものとなっている。
スニーカーは新作OLIVERが登場。 また、General scale.のラインとアメリカのAUTRY のコラボレーションにおいては、MEDALISTの造形を崩さずに炙り加工によって経年劣化で朽ちたソールを再現し、ここでもパラドックスのテーマを追求している。
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Maison MIHARA YASUHIRO
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