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スウェーデンのTonium社が開発した、手のひらサイズのポータブルDJシステム、ペースメーカー。7月11日に日本デビューを飾った、この革新的なプロダクトの生みの親とも言える、Tonium社のクリエイティブディレクターであるマーティン・レンクとセールス・マーケティングディレクターのオラ・サーズにインタビューを敢行。ペースメーカーの開発の経緯から、今後の展望まで、話を伺った。

- ──
- まず、このペースメーカーというのは、ガジェット、もしくはミュージックプレイヤー、それともDJ機材、どのように捉えるべきプロダクトなのでしょうか。
- オラ・サーズ(以下O)
- 「明確にコレというよりも、音楽を愛する全ての人の為に作ったプロダクトです。携帯オーディオプレイヤーの普及によって、この音楽業界は大きく成長しました。しかし、多くのプレイヤーは音楽が聴けるだけではなく、映像も見られたり、ゲームや携帯電話として使えたり、機能は多様化してきた。そんななかペースメーカーは、音楽だけに焦点を絞った、真の“音楽”プレイヤーなのです。開発段階から参加しているリッチー・ホウティンなどのトップDJも納得するほどの機材としての高い性能に加え、大容量のハードディスクに、全てのフォーマットで再生ができる利便性など。音楽を聴くためのプレイヤーとしては、世界最高峰の商品と言えます」
- ──
- そもそもペースメーカーを作るキッカケはなんだったのですか?
- O :
- 「なによりも、僕たちが欲しかった、というのが最初のキッカケですね。もっと、深く、音楽に浸れるプロダクトを作りたかった。インターネットの普及により、音楽の情報は簡単に手に入るようになり、様々な新しい音楽が次々と世界中で生まれ、さらに共有もできています。そういった状況の中で、ペースメーカーの存在は非常に重要。これまで以上にクリエイティブな音楽の生み出されるサイクルを加速させるでしょう」

- ──
- ペースメーカーはクラブシーンでも対応できる機能が備わっています。お2人はクラブミュージックカルチャーに、強い思い入れがあったのですか?
- O :
- 「ソウルにヒップホップ、R&B、ロック、シカゴハウスからエレクトロなど、あらゆる音楽を聴いてきました。音楽を愛するうえで、いろんなジャンルを聴くことは、とても自然なことですから」
- マーティン・レンク(以下M)
- 「実は僕はもともとスタジオミュージシャンとして、ギターを弾いていたんです。70年代後半はアメリカン・パンク、そしてレゲエ、スカ、80年代にはヘビーメタルと、いろんな音楽を聴き、弾いてきました。僕自身、現在のエレクトロ・ミュージックに精通しているわけではありません。でも、ジャスティスから昔のヘビーメタルの影響を感じるように、ルーツを知っているからこその楽しみ方をすることはあります」
- O :
- 「音楽の趣向は人それぞれ。自分の好きな曲を聴かせて、周りの人の気分を良くさせる、というのもペースメーカーの役割の1つだと思っています」
