
デザイン、素材、パターン、縫製、加工に至るまで、製造行程のあらゆる面を徹底的に掘り下げ、深く追求することで「真のオーセンティック・プロダクト」を作り出すvisvim。同ブランドが、7月21日(土)、ロサンゼルスのブラッドベリー・ビル内にニュー・ショップ“visvim EXPOSITION”をオープンする。
「いま自分たちが考えていることを発表する場。“visvim”や“WMV”、“F.I.L. Indigo Camping Trailer”など、これまでやってきたすべてのコンテンツをインスタレーションという形で、それぞれ少しずつ表現するスペースを設けよう。そして、今後は、ボクらのコンテンツだけではなく、共感できる、リゾネイトできる『人』や『モノ』を紹介する場も設けよう」とデザイナー中村ヒロキが語る同店は、中村自身の「考え」や様々な「モノ」が集まり、つながり合い、新しい価値が生まれる自由なギャラリーのようなスペースを目指すとのこと。
また、同店では、visvimの新ブランド“CONTRARY DEPT”の展開もスタート。多くのメンズウェアのもとになっているミリタリーやワーク、アウトドアなどのユーティリティウェア。あるものは戦うため、あるものは何かの作業のため、とある特定の目的のために生まれてきた服を、「実用的、役に立つとはどういうことだろうか」という問いのもと、中村独自の手法で解体、再構築するのが“CONTRARY DEPT”のコンセプトだという。
「ボクがクリエイティブであり続けるために、一番注意を払っていることは、一つの型にハマらないということ。固定概念を崩していくような試みを、常にやっていかないといけないなと思っている。自分を見つめ、自由であることをリマインドさせてくれるのが”Contrary Warriors”のエピソード。FW17のテーマの中でも触れた、あるアメリカン・ネイティブの兵士たちは、自分の考えが狭まってしまうことに対して、非日常の行動をとることでチャレンジし続けていた。これまでやったことのない新しいコンセプトの服ができました」と中村が語る“CONTRARY DEPT”。飽くなき探究心を持つ中村のモノづくりから今後も目が離せない。

visvim EXPOSITION
304 S Broadway, Los Angeles, CA 90013
tel: +1 310 633 0307
https://www.visvim.tv/jp/