

FEATURE / FASHION 24 JUL 2018
ブライトリングの未来を紡ぐ、ヴィテージウォッチについて
Photo: Katsunori Kishida
Text: Tsuneyuki Tokano
年々高まる復刻モデルへの期待、あるいは世界的なオークションハウスでの出品が相次いでいたりと、いま腕時計の世界では以前にも増してヴィンテージウォッチへの注目が集まっている。BREITLING(ブライトリング)の新CEOジョージ・カーンも、この動向に大きな関心を寄せている一人だ。2017年のCEOへの就任後、彼が真っ先に行った仕事は、ソーシャルメディア上でのコレクターのリサーチであった。
そこでジョージ・カーンの目に留まった人物が、世界有数のヴィンテージ クロノグラフのコレクターだと評されるフレッド・マンデルバウムだった。対面するためにオーストリアへと向かったジョージ・カーンは、フレッド・マンデルバウムが所有する数々のヴィンテージウォッチを通じ、知られざるブライトリングの世界に瞬く間に魅了されたという。この二人の出会いこそが、ブライトリングの話題作「NAVITIMER 8(ナビタイマー 8)」の誕生へと繋がることは言うまでもない。
「クラブ・ブライトリング・メンバーズサロン 2018」でワークショップを行うために来日したフレッド・マンデルバウムに、ヴィンテージウォッチの魅力、今現在のブライトリングとの取り組みについて話をうかがった。