INTERVIEW: 藤原ヒロシから見たCAREERINGとWACKO MARIAのクリエイション
photo: Kentaro Matsumoto
text: Kohei Onuki
音楽をインスピレーション・ソースとした色気のあるスタイルを提案するWACKO MARIA(ワコマリア)と洗練されたピアスを作り出すCAREERING(キャリアリング)が共同製作によるモデルをリリース、同コラボレーションを記念したパーティがPARADISE TOKYOにて開催された。同パーティでは、予てからCAREERINGと親交のある藤原ヒロシが、猪野秀史とハマ・オカモト、共にスペシャルライブを披露すると同時に、両ブランドとFRAGMENT DESIGNによるアイテムも展開。その藤原ヒロシにCAREERINGのクリエイション、そしてWACKO MARIAと彼をつなぐキーワードでもある「音楽」についての話を聞いた。


── 今回、WACKO MARIAとCAREERINGのコラボレーションによるピアスのリリースを記念したパーティで、以前CAREERINGとのピアスを製作されたヒロシさんがライブを行ったわけですが、ヒロシさんは、CAREERINGとピアスを作る以前は、長く同じピアスを愛用していたんですよね。
「30年以上前に、原宿のDEPT STOREに“コウジさん”という面白い人がいて、彼にピアスを開けてもらって、その時初めて付けたリングピアスを30年以上愛用していました。氷水で耳を冷やして、キルトスカートに付ける大きな安全ピンで穴を開けたのを覚えていますね。なので、CAREERINGと作ったモデルで初めて新しいピアスに変えたんです」
── ヒロシさんがCAREERINGと製作されたモデルもシンプルなデザインで、男性でも付けやすい印象を受けました。
「CAREERINGとピアスを作る前に、『いいリングピアスがない』という話を聞いていたり、僕自身も『シンプルなリングピアスが一番いいな』と思っていて、シンプルなものを作りました」